鹿島神宮と香取神宮参拝

先日の盆では父方の祖父の新盆のために千葉県の香取市にゆきました。
香取神宮がその家から比較的近いので、新盆のついでに香取神宮と香取神宮からわりかし近めの鹿島神宮の二社に参拝に行きました。

どちらの神宮も東国三社の一つになり、ここに息栖神社を含めると東日本の代表的な神社三つという分類になっています。
まずは香取神宮にゆきましたが、何度も訪れている所なのですが今回初めて気づいたのが参道の灯籠に描かれているのが全て雄鹿の彫刻でした。

↑入口の鳥居

↓鳥居を入って奥に進むときの道

↓参道の灯籠の雄鹿の彫刻

拝殿までの参道の灯籠に彫刻がある場合はすべてがこの雄鹿の彫刻でした。
鹿島神宮も鹿を飼っていてどちらの神社も鹿を神の眷属として崇めているようでした。
鹿島神宮の神であるタケミカヅチノカミが奈良県の春日大社に移るときに乗ったのが白鹿だったという伝説、香取神宮の神であるフツヌシノカミとタケミカヅチノカミとの連絡係として鹿が使いとして使われたという伝説、神話における国譲りの際にタケミカヅチノカミにアマテラススメラノオオカミからの言伝を伝える取り次ぎをしてタケミカヅチノカミを地上へ案内したアメノカクノカミが鹿の神であったという伝説、これらの言い伝えから鹿島神宮と香取神宮では鹿を神の使いとして扱ってきた歴史があるようです。

↓香取神宮の拝殿前の門と拝殿

タケミカヅチノカミとフツヌシノカミはどちらも神話では武神となっています。
鹿島神宮は初代神武天皇の血筋を汲む意宇(おう)一族が関与した神社で、香取神宮は忌部一族が歴史的に関与した神社とのことで、どちらも皇統の神社であるので伊勢と共に昔から神宮を名乗っていたみたいですね。

↓鹿島神宮の入り口の門と拝殿

鹿島神宮の拝殿は入り口のすぐ近くにあり、その奥に奥之宮とそれに続く道があります。
↓奥之宮に続く道と奥之宮

鹿島神宮の奥之宮にはタケミカヅチノカミの荒御魂(あらみたま)が祀られています。
一霊四魂における荒御魂は和御魂(にぎみたま)と互いに対質概念であり、陰陽表裏一体の関係にあります。
猛々しさ、勇猛、推進力を司る荒御魂は陽、和御魂は陰となるので調和、平穏を司る和御魂が核となります。

四魂が正しく機能していないとその霊(その存在の精神)は正常には機能しないことになります。
武神の本質である荒御魂の武勇の本領は、の武力を用いる存在の和御魂が正しく機能して初めて世に益する形で有効活用されるということですね。

戦闘能力が高い人間がその物理的強さを自分の憂さ晴らしや自分の目的の達成(あれが欲しいなど)のために使うと世に益する所は無くただの暴力となり社会に害を為す存在となりますが、同じ存在がその地域の治安を守るために狼藉者を取り締まる目的でその強さを発揮した場合は世に益する正しい武力となるということです。

暴れた力をそのまま暴れさせておくのは強くても人物としてはド三流。
暴れた力を理性と知性と正常な精神で統制して平和維持のためなどの目的のために使用するのが立派な人物だと思います。
力はひけらかすよりも鞘に納めておく方が賢明ですね。

加地

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