こんにちは!
氣の整体 加地です。
痛みってどんな仕組みで感じてるか気にしたことはありますか?
痛みは、痛みを感じる受容体に何かしらの刺激があったときに感じる感覚です。
人間の肉体の中で痛覚の受容体は「皮膚」と「筋膜」と「骨膜」の三つにしかありません。
皮膚と筋膜と骨膜以外の部分は痛みを感じることは出来ないということです。

痛覚の受容体が痛みを感じる要件と実例
①痛覚の受容体に物理的な衝撃、刺激が与えられたとき。
例:叩かれる、ぶつかる、転倒する、引っ張られて伸びる、などなど。
②痛覚の受容体に発痛物質が結合したとき。
例:体内で何かしらの炎症が起こる、骨折する、細胞組織が損傷する、などなど。
人間の細胞膜にはあらゆる物質と結合する数多の受容体があります。
受容体は、その種類によって物理的形状が異なります。
受容体に何かの物質が物理的に結合したとき、その物質の効能効果(医薬品でも化粧品でも食品でも何でも)の作用がその人間の肉体に掛かります。
痛覚の受容体と発痛物質(ブラジキニン、ヒスタミン、アセチルコリンなど多数存在します)の関係もこれと同じで、例えば捻挫をした患部は筋肉とそれを包む筋膜の細胞組織が損傷していますが、組織が損傷したときに放出された発痛物質が筋膜に存在する痛覚受容体と結合して痛みを感じている訳です。

痛みを感じる受容体が存在するのは「皮膚」、「筋膜」、「骨膜」の3つのみ
痛みを感じる原理は、痛みを感じる受容体が物理的に損傷したり叩かれたり引っ張られたりして刺激を受けるか、発痛物質が結合するかによって起こります。
痛みを感じる受容体は、皮膚と筋膜と骨膜にしかありませんので、他の箇所が痛みを感じることは出来ません。
神経細胞には痛みを感じる受容体はありませんので、神経細胞が圧迫されることによって痛みを感じるということはありません。
肋間神経痛や坐骨神経痛と呼ばれている神経痛系の症状は、神経細胞が痛みを感じている訳ではなく、患部の筋肉細胞が何かの原因で引っ張られて「張った」状態になっていることで痛みを感じています。
ですので、患部の筋肉を引っ張っている原因の縮んだ筋肉を弛緩させることが神経痛系の痛みをケアするのに有益です。
縮んで伸びれなくなった筋肉を緩めて普通の状態にすることで、それが原因で引っ張られていた筋肉は引っ張られなくなります。引っ張られなくなれば、痛覚受容体も引っ張られなくなるので「張った」ことが原因の痛みは理論上痛みを感じなくなります。
氣の整体 加地では、このような症状に対してもホットスティックセラピー(ネッシン療法)と手技によってケアします。
お客様の状態と誠実に向き合って、快方に向かうように努めます。
加地龍太 記